相続した不動産の名義変更、何から始める?
親の家や土地を相続したものの、名義変更の手続きがよく分からず、そのままにしてしまっている方は少なくありません。何から手をつければよいのか、まずは全体の流れを知ることから始めてみましょう。
名義変更とはどのような手続きか
不動産の名義変更とは、亡くなった方の名義になっている土地や建物を、相続する方の名義に変える手続きのことです。一般的に「相続登記」と呼ばれています。これを行わないままにしておくと、いざ売却したいときや、担保に入れたいときに手続きが進められず、困ってしまうことがあります。また、名義が古いままだと相続人がさらに増えてしまい、後になるほど手続きが複雑になりやすいという特徴もあります。近年、この手続きを行うことが義務化されましたので、放置せずに進めておくと安心です。
手続きを進めるために必要になるもの
名義変更を進めるには、亡くなった方の戸籍関係の書類や、相続人全員の関係が分かる書類、対象となる不動産の情報などをそろえる必要があります。相続人が複数いる場合は、誰がどの不動産を引き継ぐのかについて、相続人同士で話し合いをして合意しておくことも欠かせません。この話し合いの内容をまとめた書類が必要になる場合もあります。書類の種類は家族構成や相続の状況によって異なるため、一律に「これだけ揃えればよい」とは言い切れない部分があります。早い段階で専門家に確認しながら進めると、手戻りを防ぎやすくなります。
手続きを先延ばしにしないために
名義変更は、日々の生活に追われているとつい後回しにしてしまいがちな手続きです。しかし、相続人の中にご高齢の方がいらっしゃる場合や、相続人同士の関係が疎遠になっている場合には、時間が経つほど話し合いがまとまりにくくなることがあります。今の状態で手続きを進めておくことが、将来の家族の負担を軽くすることにつながります。また、相続する不動産の活用方法や税務上の取り扱いについては、状況によって選択肢が異なりますので、司法書士や税理士など、それぞれの専門分野に応じた相談先を選ぶことも大切なポイントです。
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