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エンディングノートの書き方|何を書く?項目・手順・注意点

終活を始めようと思っても、何から手をつければよいか分からず、そのままになっている方は少なくありません。そうした方に向けて、まず取り組みやすいのが「エンディングノート」です。この記事では、エンディングノートの書き方を「書く項目」「手順」「注意点」の順に分けてご紹介します。

エンディングノートとは何か

エンディングノートとは、自分の考えや希望、家族に伝えておきたい情報を書き残しておくノートのことです。遺言書とは異なり、法的な効力を持つものではありません。そのため、書き方の決まりや形式にとらわれず、自由に始められるという特徴があります。財産のことだけでなく、認知機能が低下したり、重度の障害になった時などの医療や介護に関する希望、葬儀の形式やお墓についての考え、生前言えなかった家族へのメッセージなど、幅広い内容を備忘録としても書き留めておくことができます。

エンディングノートに書く項目の一覧

エンディングノートに決まった項目はありませんが、一般的には次のような内容を書いておくと、いざというときに家族の助けになるといわれています。

  • 資産や負債の概要(詳しい金額よりも、どこに何があるかという情報)
    預貯金の口座がある金融機関/不動産の所在/借入の有無と借入先/貸金庫や大切な書類の保管場所
  • 保険や年金など、手続きに関わる情報のありか
    加入している保険の種類と保険会社/年金の種類/証券や通知書をしまってある場所
  • 医療や介護について、自分がどうしてほしいかという希望
    かかりつけの病院や持病/延命治療についての考え/介護が必要になったときに希望する暮らし方
  • 葬儀やお墓についての考え
    葬儀の形式や規模の希望/お墓や納骨についての希望/知らせてほしい人の連絡先
  • 家族や大切な人へのメッセージ
    感謝の言葉/これまでの人生で大切にしてきたこと/伝えそびれていること

すべてを一度に埋める必要はありません。書ける項目から少しずつ書き足していき、状況が変わったときには見直す、という付き合い方が続けやすいでしょう。

書き方の手順(4つのステップ)

「書きたい気持ちはあるのに、ページを開くと手が止まる」という声はよく聞かれます。そうした場合は、次の順番で進めてみるという方法があります。

  • ①ノートを用意する
    市販のものや、自治体・団体が配布しているもののほか、普段使いのノートでもかまいません。項目があらかじめ印刷されているものは、埋めていくだけで形になるため、初めての方には取り組みやすいようです。
  • ②書ける項目から書く
    最初のページから順番に埋める必要はありません。連絡先や保険のありかなど、事実を書き写すだけの項目から始めると、手が動きやすくなります。
  • ③日付を入れる
    書いた日を残しておくと、あとで読んだ家族が「いつ時点の考えか」を判断できます。考えが変わって書き直したときも、日付があれば新しいほうが分かります。
  • ④保管場所を決めて、家族に伝える
    せっかく書いても、見つけてもらえなければ役に立ちません。保管する場所を決め、「ここにある」ということだけは信頼できる家族に伝えておくと安心です。

書くときの注意点

自由に書けるノートだからこそ、気をつけておきたい点がいくつかあります。

  • 財産の分け方を確定させたい場合は、遺言書を検討する
    エンディングノートに書いた希望は、法律上の遺言としては扱われません。詳しくは次の項目で説明します。
  • 家族に見られて困ることは、書き方を工夫する
    エンディングノートは家族が読むことを前提にしたノートです。読まれたくない内容がある場合は、書く場所を分けるなどの工夫が考えられます。
  • 一度書いて終わりにしない
    家族構成や財産、健康状態は変わっていきます。年に一度など、見直す時期を決めておく方法があります。

遺言書との違いを知っておく

エンディングノートを書いていると、財産の分け方についても記しておきたくなることがあります。ただし、エンディングノートに書いた内容は、法律上の遺言としては扱われません。財産の分け方について家族間での認識を確かなものにしたい場合は、別途、遺言書の作成を検討する必要があります。エンディングノートはあくまで「思いや情報を整理して伝えるためのノート」であり、法的な効力を持たせたい事項については、専門家に相談しながら別の形で準備を進めることが大切です。両方をうまく使い分けることで、家族に伝えたいことをより確実に残していくことができます。

松山で、エンディングノートの書き方講習を行っています

松山市を拠点とする当法人では、当法人監修のオリジナルのエンディングノートを作成し、それを使った書き方講習会を実施しています。2026年4月から6月にかけては、エンディングノートや終活に興味をお持ちの50代以上の方を対象に、ご自宅へ伺う出張セミナーを月1回・全3回で行いました(開催の様子はこちら)。

「一人ではなかなか書き進められない」という方は、専門家と一緒に書き進める講習会という選択肢もあります。少人数での出張形式にも対応していますので、お問い合わせフォームからご相談ください。

エンディングノートより前に「そもそも終活は何から始めればよいか」を知りたい方は、終活の第一歩は何から?迷ったときの始め方もあわせてご覧ください。

相続や終活のお悩みは、状況によって相談すべき専門家が異なります。当法人の「かんたん相談診断」では、いくつかの質問にお答えいただくだけで、お悩みに合った専門家をご案内しています。エンディングノートを書き始める中で気になることが出てきたら、まずはお気軽にご利用ください。

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